2012年12月3日月曜日

英語脳と中医学脳

英語を習得する時、「英語脳」で思考した方が
良いとされていますが、これは

「英語」は英語で考えるということです。

※例文が中学生レベルですが、わかりやすいということで(笑)


上記の図で「is」は「です」なのか?

「is」をそんな理解の仕方をしたら後々大変なことになりますが
とりあえずこの学習ステージでは「です」でも良いと答える
日本の先生がいるかもしれません。
(本当にいたらどうしよう‥‥(笑))

日本語⇆英語で変換しながら学習していくよりも
頭の中を0ベースにして、英語のみで脳内を情報処理させた方が
効率的だと考えられています。

実際、バイリンガルの人たちに聞くと<英語 to 英語>より
<英語 to 日本語>のコミュニケーションには
ワンクッションがいるらしいで、脳内では一旦
英語で思考が完了した後、別の言語への変換作業が
行われているのかもしれません。


中医学を考える時にも同じことが起きます。



存在しうる体の異常、病気の全てにおいて
中医学の概念で考え、診断名をつけることができますが
それを西洋医学見地から説明することは
別の能力が必要になってきます。

これは、英語にはあって、日本語にはない
ニュアンス(単語)が存在するように(逆もまたしかり!)
中医学にはあるのに西洋医学にはない表現が存在し

また、「SVO型とSOV型」文法の構造自体が違うように
西洋医学は局部治療、中医学は体システムの調和
と体へのアプローチ方法が異なっているからです。

だからといって、お客様に
「一旦、頭の中を0ベースにして下さい」
なんてことは言えません!(笑)

中医学を知らないお客様との共通言語は
今のところ「西洋医学」しかないので
身近で、頭にすっと入っていけるような
わかりやすい説明ができるよう、
西洋⇆中医学脳を行ったり来たりしながら
日々、言語能力を高める努力をしています。


何かを深く理解する為には、
他の何かと対比するということも重要です。

翻訳者の方が、英語を勉強していて日本語をより深く知る
ことがあるように、語学しかり、医学しかり、
脳内に複数の考え方を持つことで
得られるベネフィットはたくさんあると
思っています。


mitsueより

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